わたし的ユーザー車検 (2)

このページは、前のページでの事前準備が終わって・・
【 現地での手続き 】 ・・書類手続き関係
【 検査の実際 】 ・・メインとなる検査の方法や手順
・・について記しておきます

【 現地での手続き 】

私は事前に書類を入手してましたが、ここでは和泉検査場へ行ってから書類を買うケースで記しておきます なお、現地へお出ましの前に、予約番号をもう一度確認してメモしたうえ、、
■ 最新の軽自動車税の納税証明書 ( 領収証ではダメです、これは市町村役場の所管です )
■ いまの自賠責の証明書、
■ いまの車検証
■ ボールペンと鉛筆
■ すでに申請書類を買ってある場合はそれら一式  ・・などが揃っているかご確認下さい
あと、現地ではいろんな書類を出したり入れたりになりますので、ゼムクリップ ( 必須 ) や書類挟みのボードあるいはクリアファイルなどがあれば便利です



和泉検査場の建物配置と周辺は上の略図のとおりです  なお略図右下にあるT字路のパチンコ店は、2014年1月時点では廃業し更地になっていました


検査場でユーザー車検に関係する建物は、下の画像のA・Bと標識が付いた建物です



↓・・上の画像を撮った場所で真うしろを見たところ  実際に検査をする検査棟が見えます




まずは
 ( 1 ) 「 B 」 の標識の付いた陸運協会の建物で書類と印紙を買う 

中は銀行のカウンターのようになっており「 書類販売窓口 」 「 申請用印紙 」 「 重量税印紙 」 というふうに窓口に表示が出ていますので、二輪のユーザー車検用の書類一式 ( 4枚組み60円 ) と申請手数料の印紙と重量税の印紙を買います なお、それ用の書類をカウンターの上に出すと販売係のおねえさんが印紙を貼ってくれます ( 追記・・・ 2014年7月時点では、二輪の場合申請手数料が1700円、重量税は平成24年の改正で初年度登録から13年経過の場合4400円 18年経過の場合5000円 それ以外…つまり初年度登録から12年以内のバイク ( 12も含む ) は3800円となっています )

 ( 2 ) 自賠責がまだの場合は、

自賠責は事前にスタンドや農協などでもかけられますが、現地でも検査場敷地へ入ってすぐのところに損保の代理店 ( 構内図ご参照 ) がありますので、ここで申し込み出来ます この時、旧の証書 ( 旧といっても、継続検査ならまだ生きているはずです ) と車検証が必要です  なお、南港検査場の場合は陸運協会で自賠責も扱っています

 ( 3 ) となりの 「 A 」 の標識の付いた陸運支局の建物で書類を準備する 

「 A 」 の建物の正面から入って、左端のほうにユーザー車検用の書類書き方見本が置いた机がありますので、そちらで購入した申請書ほかに必要事項を記入します ここで記入する書類とその見本は・・

画像をクリックすると記入例が別窓で出ます

自動車検査申請書・・↓

自動車検査票・・↓2014年7月の様式に画像変更済み

重量税の納付書・・↓ 追記・・平成24年度改正で税額は3800円 4400円 5000円の3段階になりました
 
点検整備記録簿・・↓ ( 既出ですがもう一度 )


上の書き方見本は、わかりやすいよう記入箇所を赤で記していますが、実際は黒ボールペン記入です ( 継続検査申請書の一部のみ鉛筆 )  なお、現地の書類記入台にも備品の鉛筆はありますが、本数が限られているのでポールペンと鉛筆は持参したほうがいいです  なお、検査申請書に1ヶ所だけ 「 印 」 という箇所がありますが、ここに捺印が必要なのは申請者と受験者が違う場合のみで ( 例えば代行車検など ) 住所変更や構造変更などを伴なわない普通のユーザー持ち込み継続検査の場合は、印鑑を押す必要はありません

なお老婆心ながら事前に書類を買っておき家で記入する場合、車検予約していた日に仕事の都合で急に出勤・・といった事になると、関係する日付や予約番号を全部訂正しないといけませんので、検査時の走行距離は当然として、予約番号や申請日の欄も当日現地へ行ってから書き込む方が無難だと思います

 ( 4 ) 書類をクリップ等で揃え 「 @ 車検相談・ユーザー車検 」 のカウンターへ提出する 

記入した書類を、持って来た納税証明書、新旧の自賠責の証明書 ( 旧の方も必要です ) いまの車検証などと一緒にクリップでとめて、建物Aの長いカウンターの一番左端にある 「 @ 車検相談・ユーザー車検 」 の担当者に渡します ( カウンターの上に、左から順に1番から7番まで番号がふってある )  


ここで予約番号や書類をチェックし、抜けや漏れがなければ書類が返されて 「 では、2輪の検査コースへ行って下さい 」 となります
なお、ここで点検整備記録簿がないと、受付担当の方に 「 点検整備記録簿がありませんが・・」 とたずねられますので、その時は 「 あと整備でいきます 」 と答えるといいでしょう  ( あるいは 「 あと整備ですか? 」 と聞かれたら 「 はい 」 と答えておく )


【 検査コースでの検査スタート 】

いよいよ検査ラインに向います Aの建物側から見る検査棟は出口側ですから、検査棟東側ある車種別に別けた通路を通って検査棟の入口へ行きます  検査は大別すると 「 機械でセルフサービスでするもの 」 と 「 担当者がチェックするもの 」 になります 担当者のチェック項目は、その時の混み具合によりいくぶん順序が違うと思いますが、大阪の和泉検査場では概ね以下の通りです


( 順番はスピードメーター前輪検出の場合です 後輪検出では(2)-(1)-(3)-(4)の順になります ) 

↓ セルフが済んだら



 ( 1 ) まずセルフサービスで機械での検査 


2輪の検査棟入口から見た検査ラインです ラインといっても二輪の場合、30mぐらいある長い建物のうちの手前10mぐらいだけで、先のほう ( 画像で明るく見えている所 ) はディーゼル車用の検査機が並んでいます


検査棟の入口には、たぶん何台かのバイクが順番待ちしてますので、後ろにバイクを並べて他の人の検査の様子を観察しましょう  検査中はメットをかぶらないのですが ( かぶっていると担当者からの指示が聞こえない ) 和泉車検場は実に親切で、検査コースの横にソファーを置いてくれていますので、ここへメットを置いておきます
すでに前のバイクが機械検査のライン ( 路面が緑に塗られている部分 ) を出て先の方にいる場合、担当の検査官はそちらのチェックをしていて検査ライン入口には担当者がいませんので、機械を使う検査をセルフサービスで進めます

 検査条件の設定 

まず、前のバイクが検査ラインの緑路面のところから出ていったら、ライン入口の右側に上の画像の 「検査条件の設定をする押ボタン の付いたパネル 」 のボタンを押して、スピードメーターの検出とヘッドライトの灯数を自分のバイクの条件に合わせます デフォルトではスピードメーターは前輪、ヘッドライトは1灯式になっているので75系GSFはそのままでOKです

旧Ban ( 猫目の77系 ) ならスピードメーターは後輪 ヘッドライトは1灯を選びます なお、77系BanのSタイプはヘッドライトが2灯になっていますが、検査対象になるハイビームは60W球の1灯 ( 乗車状態で右のライト ) しか点きません 測定機は灯具の数でなくハイビームにした時の電球の数で1か2か決めて測っているので、ロー側を厚紙などでカバーしたうえ1灯を選べば大丈夫です

ご案内・・これは他の機種でも同じです 例えばロー・ハイが上下2球式になっているハヤブサでも、ハイは下の球しか点きませんので、ロー側 ( 上 ) のレンズを紙などでカバーして一灯式を選びます では、ZZR1400のように4灯あるのはどうなるねん、というと、これも4灯あってもハイは両側の2灯 ( 外目の2つ ) だけしか点きませんので、中央の2灯 ( ロー ) を紙や布でカバーして2灯式を選べばOKです

なお選択ボタンの下にもボタンが4つ並んでいますが、これは不合格箇所が出た時の再検査用なので、最初は押しません



条件設定が終わると、検査ライン横に立ててある電光掲示板に 「 前輪をテスタに乗せる 」 の指示が出るのでエンジンをかけてバイクをローラー ( ←電光表示ではテスタと記している ) の谷間の位置に進めます ここからはスピードメーターが前輪検出の例でご説明します

 まずスピードメーターと前輪ブレーキの検査 


ローラー部のアップ ローラーの中間にある台のような部分にタイヤを乗せると、しばらくして台が下がりタイヤとローラーが密着します そして青いコマが横へ出てきて、タイヤが横ブレしないように挟む仕掛けです なおこの時、前後輪の乗っている部分だけ5cmぐらい下がって車高が下がったようになりますので、足付きがギリギリな人でも全然心配はいりません


前輪がローラーに乗ったところ ここからは自分で自分の画像は撮れないので、先に検査している方の画像を撮らせていただきました ここで電光掲示板に 「 フットスイッチを踏む 」 と表示が出ます


フットスイッチってどこに!? と思ったら、停めた位置の足元にある棒状のものがそれです スイッチを踏むと前輪の乗っているローラーがタイヤをゆっくり回し始めます  最初はけっこうハンドルがふれますので、しっかりハンドルを持っておきましょう  なお、車体を傾けているとビックリするぐらいハンドルが振れますので、そういう時は車体を立てて肩の力を抜くとスムーズに回り始めます ( 私・・最初は車体を傾けすぎていてビビリました )

・・で、フットスイッチを踏んでいるとだんだんスピードが上がってきますから、メーター誤差測定基準の40km/hになったらフットスイッチから足を離します  ( 電光掲示板に 「スピードメーター ○」 の表示が出る )
計測後は、ローラーが惰力で回りながら少しづつ速度が落ちますので、ブレーキを握らず止まるのを待ちます

次にそのままの位置で前ブレーキのチェックがあります これは走っている状態とは逆に、ローラーがタイヤを回そうとするのをブレーキで押さえておく検査で、電光掲示板に 「 前ブレーキかける 」 「 前ブレーキはなす 」 などの指示が出ますので、その通りに操作すればOK 電光掲示板に 「 前ブレーキ ○」 の表示が出るはずです 

だいたい、ユーザー車検ではほぼ全員が自走で検査場まで来てるわけですから、もしこの検査で×をもらう位なら、検査場までの道中で前の車に激突しているでしょう ( 笑 )  
まぁコツは別にありませんが、ここはブレーキレバーを意識的にギュッと握っておけば問題ないでしょう

 後輪ブレーキの検査 

次は後ろブレーキの検査・・ 電光掲示板に 「後輪をローラーに乗せる 」 と表示が出ますので、今までの位置から少し進んでローラーの上に後輪を持ってきます あとは前輪の時と同じ要領で・・ 念のため、ここも強めに踏んでおけばいいでしょう  実際のところ、私は前後輪とも 「えっ、そんな検査いつしてたの!? 」ってうちに終わっていました

ここまで 「 スピードメーター前輪検出 」 の例でしたが、後輪検出の場合は 「 さきに前輪ブレーキの検査 → 少し前に移動し後輪でスピードメーターの検査→そのままの位置で後輪ブレーキの検査 」 になります 順番が少し入れ違いますが、電光掲示板の指示通りに進めればやってることはまったく同じなので心配いりません


 ヘッドライト光軸の検査 

続いては、前へ移動して4つ目のセルフ検査・・ヘッドライト光軸の検査です ローラーを乗り越えて進み、ヘッドライトの位置を白線に合わせてハイビームにします ( 前タイヤを白線に合わせるのではありません )  ここでまたフットスイッチを踏むと左手から鏡を貼ったような検査機器が出てきてヘッドライトの前で止まり、しばらく止まったまま光軸や光量を調べます、検査はハイビームだけで行います  これもOKなら電光掲示板に 「ライト光軸 「○」 」 の表示が出ます

なお、2灯式バイクの場合は電光掲示板に 「 右のライトをカバーする 」 と表示されてまず左側を測定し、続いて 「 左のライトをカバーする 」 と表示が出て右の測定をします 

カバー用の布は測定位置のすぐ右側・・・乗ったまま手が届く位置にイスがあり銀色の布がかけてありますので、それを乗ったままライトの前に垂らして半分づつカバーします なお、これは厳密にカバーしなくても大丈夫です 



続いて 「 左のライトをカバーする 」 と表示が出てきますから、それに沿って進めれば片側ずつ測定されます
2灯式でも車種によってはカバーせずに測定してOKが出る場合もありますが、いらん光を拾って判定で×をもらうリスクを減らすためにも、ここは電光表示板の指示通りに進めるのが無難です
なお、2輪4輪ともこの光軸検査で 「 × 」 が出やすいのですが、不幸にして×の時は、残りの検査を一通り済ませてあとでライトだけを調整すれば、追加料金を払わずにあと2回リトライできます ( 光軸に限らず、どの検査項目とも同じです ) 残念ながら3回目も不合格の箇所があると、次に検査を受けるためには1300円の追加料金が発生します


さて、私の時はヘッドライト検査が終わったあと検査担当者が来て、ヘッドライト上下切り替え、ウインカー左右点灯、テール・ナンバー球の点灯状況、ホーン鳴らす・・の検査があり、そのあと排気ガス検査へ移りました
以前はここでいったん検査結果の印字をしていましたが、今は印字機の場所が排ガス検査場所横へ移ったのでまず排ガス検査へ移ります
ヘッドライト検査が終わってしばらくすると、タイヤの乗っている台座が上がってバイクを移動できるようになりますので、前へ進んで排気ガス検査機器の横へバイクを停めます ここではプローブという太い針金のようなセンサーをマフラーに差込んで排ガス成分の検査をします  検査機のスイッチは入っているので、停めてすぐプローブをセットしても大丈夫です


これも問題なければ前方にあるモニターに ○ が表示されます
ちなみに排気ガス検査の対象車は車検証の形式の前に「 BC」 「 BD 」 「 BL 」 などアルファベットが付いているものです、 例えば油冷ファイナルエディションなら 「 BC-GV79A-6ケタの数字 」  GSX1400なら 「 BC-GY71A-6ケタの数字」 となりますので、ともに排ガス検査対象車ということになります  ちなみにGR7系750・GV75系1200は共に排ガス検査対象外です、旧Banditは対象車が混在するようです  なお、マフラー音量は検査担当者が特に必要と認めた時に実施するようです 


スピードメーター→前ブレーキ→後ブレーキ→光軸→排気ガスと進めば、機械でセルフでする検査は終わりです ここで今までの検査結果を印字機に差しこみ結果を印字します 


上の画像は旧タイプのもので今は排気ガス測定機の横に移動しています モノは郵便ポストのような色をした四角い機械でボタンを押したり入力したりする必要はなく、用紙に表示されている差しこみ方向に手でセットすると、カチンッと音がして一瞬で印字が終了します 
なお、私の時は検査票をバイクのタンデムベルトに差していたので、検査担当者のかたがサッと抜いて印字してくれました。 これで機械での検査とその記録は終了です


いろいろ記しましたが、セルフの検査をまとめると・・ ( スピードメーター前輪検出の場合 )
1 条件設定機のメーター検出輪とライト灯数のボタンを押す
  ↓ ( あとは電光掲示板の指示通りに進める )
2 前輪をローラーに乗せ、スピードメーターの検査
  ↓
3 そのままの位置で前輪ブレーキ検査
  ↓
4 後輪をローラーに乗せて後ブレーキ検査
  ↓
5 前に進んで光軸の検査
  ↓
( この間にウインカーやホーンの検査が入る )
  ↓
6 検査ラインから出て排気ガス検査機での検査
  ↓
7 検査の結果を検査票に印字  ・・という感じです 
その日の検査員の配置人数や担当者ごとの手順の違いもありますが、ヘッドライト形式による差も含めて順調に行けば検査ラインに入ってからここまで5〜6分というところでしょうか

スピード検出が後輪の場合は2,3,4の順番が少し変わって、2-前輪をローラーに乗せ前ブレーキ→ 3-後輪をローラーに乗せスピードメーター検査 → 4-そのままの位置で後ブレーキ検査になりますが いずれにしても入口で条件設定を間違えない限り、電光掲示板に表示される通りに進めればOKです


 ( 2 ) 担当者がチェックするもの 

ここからは担当者がチェックする項目です 持ち込み人は何もすることがありませんので、順番を覚えたりする必要はありません

ヘッドライトの上下切替えやウインカー、ホーンの作動チェックが済んでいたら ( 私の時は光軸検査の前にした ) あとは担当者が各部のボルトナットなどに緩みがないかハンマーを当てたり、外観を調べます ぱっと見がノーマル車の場合は、前後アクスル、前後キャリパー固定ボルト、トルクロッド取付部、マフラーの固定ボルト、チェンの遊び、リアスプロケの固定ナット、ブレーキレバーの遊び・・あたりがチェックポイントいったところでしょうか 
あと、ハンドルロックがちゃんとかかるかやハンドル幅、車高なども測定されました たぶんハンドル交換をしているバイクが多いので、車検証の数字と現車で差異が出るとすればこのあたり、ということなんだろうと思います

なおバイクの場合、ハンマーを当てるのは一種のセレモニーで、実務的には目視検査をして取付などに明らかに問題がありそうだったらそこをチェック・・という流れのように感じました 最後に、車台番号と書類とを照合して担当者のチェック項目は終わりで、問題がなければいろいろなところに消印や日付印が押されて書類が返されます
以前は別の場所にガードマン詰め所のような仮設ハウスがあり、そこで検査後の総合判定をしていましたが、今は人員削減のためか二輪については検査をした担当者がそのまま合格印も押すシステムに変わっているようです ( 私が行った時は2007、2009年については別の担当者が判定 2011年からは検査担当者が判定もする )


ここまで全部終了すると、返された書類一式を持って事務所棟へ戻ります 検査コーナーの長いすにメットなどを置いた方は忘れるとまだ戻ってこないと行けませんのでご注意を ( 笑 )  ちなみに、排気ガスの検査をしたところから建物出口まではディーゼル車用の検査機器があって床に大きなローラーなどが埋め込まれているのですが、片手に書類一式をもってバイクでローラーを乗り越えるとガクガクゆさぶられ結構ビビリました ( 笑 )

 ( 3 ) 車検証とシールもらって終了 

検査が終われば申し込みをした事務所棟…標識A建物へ戻り、書類一式 ( 自賠や納税証明も含む ) を 「 B 継続 持ち込み 」 のカウンタ上にある透明の受付ボックスの中へ入れます 
特に混雑していなかったら3〜5分後に同じカウンターで新しい車検証とシールがもらえるでしょう



待ち時間を考慮しなければ、最初に@のカウンターで申し込みをしてから検査を受け、Bのカウンターに戻って新しい検査証をもらうまで、順調に行って15〜20分というところでしょうか ともあれ、自賠責と重量税の実費+申請料1400円 ( 追記・・・2011年5月時点では1700円、2014年7月時点も 1700円) で、また2年間乗れることになりました 
ただ、よくあるユーザー車検のサイトの中には 「 こんなに安く車検が出来ました 」 と称して、わざわざ領収書までスキャンして貼り付けているサイトもありますが、それは点検や整備にプロの手や時間を使っていないのですから当然のこと・・ この先2年間についてのリスクは自分が負うことを理解したうえ、ふだんの点検や整備にあたりたいですね


【 気が付いたこと 】 

■ 私も現地に行くまで知らなかったのですが、以前は事務手続きも実際の検査も国道交通省の職員がしていましたが、今は実際の検査に当たる部門だけ 「 自動車検査独立行政法人 」 に改組されたんですね まぁ、これは行政改革に伴なう予算や組織の便宜上のことだと思いますが、実際の対応は国交省、検査法人の方々とも大変親切で、事務手続きから検査まで全くとまどうことなく進みました  余談ですが、この反射効果かして印紙や申請用紙などを扱っている外郭団体の 「 陸運協会 」 でも、入っていったらカウンターのおねえさんに 「 いらっしゃいませ 」 と言われて仰天しました ( 笑 )  検査場サイドの対応も良い方向にずいぶん変わったものですね

■ 前述しましたが、もし検査項目の中で不合格箇所が出ても、その部分だけを修正すれば、その日のうちなら何度でも追金なしに、その部分だけの検査を受けることが出来ます ( 追記…2008年9月から、1回の申請につき検査は再検査のための入場を含めて3回までに制限されました つまり最初の検査で光軸が不合格だったとすると、修正したあと再検査を受けられる回数は2回までになった、ということです  それ以上受ける場合は、再度検査料金1700円が必要になります )
まぁ問題がでるとすればヘッドライト光軸ですが、×の時は検査担当者に高いか低いかを聞いて自分で調整のうえ再度並び直すか、調整方法がよくわからないという時は、ヘッドライトの調整などをしてくれるテストセンター ( いわゆる予備検屋 ) が、和泉検査場前の府道を300mぐらい北に行ったところ ( 軽自動車の検査場近く ) に一軒ありますので、もしもの時はそこへ持ち込まれるといいでしょう

あと、フェンダレスにした時で後部リフレクタの面積が足りない場合など、急遽パーツを調達する必要がある時は、近く ( 10分ぐらい ) にドライバースタンド2輪館・和泉中央支店がありますから、ひとまずそちらへ出向かれるといいでしょう
ドラスタの地図は → http://ds-webfun.com/tenpo/img_tenpo/406/map_b.gif

■ わたし的大チョンボ
灯火類の機能は検査受けの前日にチェックしたのですが、当日出る前の暖機中に 「 念のため 」 と思って、もう一度指示器やストップランプの機能をチェックしてみると、あろうことかナンバープレート照明球が点いていません ぐわーっ!!





あわてて電球を外してみるとフィラメントがみごとに切れています ここは前回車検時も球切れしていたので警戒していたのですが、前夜にお墓の駐車場で見た時は問題なかったのに、よりによって墓地からの帰りに切れていたとは ( 汗 )
ちなみに、この部分はふだんアクセスしない場所ですが、シートを外してテール球ソケットの下にある黄色矢印で示した長いナット ( 工具は8mmスパナ ) を外すと、リアフェンダから飛び出しているケース部分が外れて電球が出てきます

結果からいうと検査場へ着く前に気付いて対策できたので幸いでしたが、こういうこともありますので、老婆心ながら出発前に最終チェックをなさるのがよいと思います 併せて、もしもの時のために、車載工具プラスアルファ程度の工具を持参されると吉でしょう

■ さて、私にとっては初のユーザー車検でしたが、ラインもなかば自動化されたうえ、検査担当者のかたも親切なので、ふだんからバイクをご自身で整備していて、平日に休めるかたなら ( 検査場までの距離によっては午後半休でも可かも ) ユーザー車検を受けてみる価値は大きいと思います 私も普段は意識しなかった検査項目をチェックしたり確認したりすることで、じぶんのバイクをまた違った角度から見ることが出来ました  この文章を終りまでお読み下さったかたは、ユーザー車検に少なからず関心をお持ちのかたが多いかと・・諸兄のご健闘をお祈りします !


PS・・ ゴルゴ13の原作者、さいとうたかお氏のご出身はこの和泉車検場の近くで、主人公を 「 デューク東郷」 と名付けるうえで、氏に強い影響を与えた中学教師・・東郷先生が在職した母校 「 堺市立福泉 ( ふくいずみ ) 中学校」 も検査場から車で2〜3分の所にあります




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和泉検査場でバイクのユーザー車検 (2)  2007 Ts-Net
2011年5月 3回目ユーザー車検時に気がついた変更点を追記
2014年7月 車の車検で行った時に2輪検査の現状も確認、補記
2019年8月 ジオシティーズホームページにUPしていたものを再録